2017 マスターズ最終日

ガルシアがメジャー74戦目で初制覇!プレーオフでローズ下す 松山は11位

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◇メジャー第1戦◇マスターズ 最終日(9日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7435ヤード(パー72)
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メジャー挑戦は74試合目。セルヒオ・ガルシア(スペイン)は、今大会73ホール目でついに初の栄光をつかみとった。

ジャスティン・ローズ(イングランド)とのプレーオフ1ホール目、ボギーとしたローズに対し、ガルシアはバーディフィニッシュ。グリーン上で雄叫びを上げて歓喜した。

首位から出た2人の勝負は一進一退を繰り返した。サンデーバックナインで一時は2打差をつけられたガルシアだったが、14番バーディ、15番(パー5)は2打目をピンに当てるスーパーショットでイーグルとして再び首位に並んだ。16番、17番と1ホール毎に順位は変わり、最終18番はともにチャンスを逃してパーフィニッシュ。勝負はプレーオフへと持ち込まれた。


セベ・バレステロスの後継者と若いころから期待の高かった神の子ガルシア。マスターズ最終日はバレステロスの誕生日でもあったこの最終日は何故かガルシアにツキが何度もあった。でも彼が初メジャー優勝者になったことで私は嬉しかったです(^^)

同じヨーロッパ勢のガルシアとローズ。プレジデンツカップでは同じチーム同士だからこそこの遠いアメリカの地でヨーロッパ出身の優勝には祝福してくれている。それは、ローズがアマチュア時代に全英オープン4位になってから苦労し30代になってから花咲いたように、ガルシア選手が長い間メジャー挑戦して優勝できなかった期間をよく理解しているからだろう。


セルヒオ・ガルシア選手はメジャー挑戦に73戦出場し優勝がかなわなかった。


プレーオフにもつれ込んだローズ選手は運がなかったとしかいいようがないだろう。


最終組1つ前の組でラウンドしたジョーダン・スピース選手

そしてリッキー・ファウラー選手。

ガルシアは初のメジャータイトル。スペイン人としては、セベ・バレステロス、ホセ・マリア・オラサバルに続く3人目のグリーンジャケットホルダーとなった。くしくも、この日は2011年に亡くなったバレステロスの60回目の誕生日だった。


確かに、解説の中島常幸さんも話していましたが終盤になった時点でスコアがもつれ込みガルシアのパッティングストロークは最悪だった。その中で、ガルシアの強みといえば飛距離とアイアンの正確性である。そのアイアンショットでローズに勝ったといっても過言ではない。




とても悔しい思いをしたローズ。マスターズは運がなかっただけ。次の全米オープンで悔しさを晴らしてほしい。しかし、いい戦いだったのは間違いなくマスターズらしい最終日の大会でした。

通算6アンダーの3位にはシャール・シュワルツェル(南アフリカ)。通算5アンダーの4位には、この日16番で大会初のホールインワンを決めたマット・クーチャーと、大会初出場のトーマス・ピータース(ベルギー)が入った。


キャリアグランドスラムを目指したロリー・マキロイ(北アイルランド)は、通算3アンダーの7位。最終組の1組前から出たジョーダン・スピースは、12番(パー3)で2年続けてレイズクリークに入れるなど「75」と崩れて、通算1アンダー11位となった。


過去のグランドスラム(4大メジャー大会優勝)達成者は、ジーン・サラゼン、ベン・ホーガン、ゲーリー・プレーヤー、ジャック・ニクラウス、そして、タイガー・ウッズ選手の5人。

松山英樹は最終日に7バーディ、2ボギーの5アンダー「67」で回って通算1アンダー。最終日に巻き返して11位とし、翌年の「マスターズ」出場権を確保できる上位12位以内で4日間の戦いを終えた。


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松山英樹は来年の出場権獲得 「絶対勝てる自信ある」

それでもメジャータイトル奪取への期待がしぼむことはない。4オーバーの28位タイから出た松山英樹は7バーディ、2ボギー「67」をマークし、通算1アンダーとして11位に順位を上げてフィニッシュした。

初日54位の出遅れから挽回し来年度の出場権も獲得したが、メジャー初優勝を逃した悔しさを胸に刻んだ。



戦いはすぐにまた始まる。終わってみれば11位。12位タイまでの選手に与えられる翌年大会の出場権を手にした。最後までポツリ、ポツリ…と、言葉を絞り出した松山だったが、日本のファンに向けて「期待されていたとしたら…応えられずに、すみませんという感じです」とは、力を込めて話した。


松山英樹は来年の出場権獲得 「絶対勝てる自信ある」